両替する場所は、どこがいい?


到着したら、まずは空港で両替しましょう。

 タイで円やドルを両替するなら、到着したスワンナプーム空港内にある銀行直営の両替所で「とりあえず数日分」の両替をしましょう(空港の両替所は24時間営業)。空港の両替所なら、警備の監視もあるため、比較的落ち着いて換金できます(特に夜間到着の場合は、空港で両替したほうが格段に安全です)。空港の両替所は、レートが悪いという人もいますが、市内の両替所との差は若干程度です(空港内にある各銀行のレートは、協定により同一となっています)。

 なお、タイのホテルで両替するとレートが極めて悪いので、ご注意ください。また、旅行前に日本(成田空港など)でタイバーツに両替するのもレートが悪いので、タイに到着してから両替しましょう。


空港両替所の場所

 スワンナプーム空港の銀行両替所は、2階の到着ロビーと、4階の出発ロビーにあります。到着ロビーなら、「到着出口 A を出た右側(出入口①の近く)」と、「建物出入口 ⑤ ⑥ ⑦ 周辺」 の2ヵ所にあります。

 ただし、出迎えの人達が集まる場所の真横に両替所があるので、多少の人目は気にしながら両替したほうが良さそうです。

 4階の出発ロビーなら、到着客をギョロギョロ見つめるタイ人達の目も気にならないので、安心して両替できます(スリや窃盗は、タイを出て行く人にあまり関心がありません)・・・が、わざわざ4階にまで上って両替するほど恐れることもないかもしれませんね(時間と労力の無駄!?)。とはいえ、どうしても人目が気になるのなら、4階の出発ロビーの両替所で両替する方法もありますので、記憶の片隅にでも残しておいてください。


長期滞在なら、市内の銀行&両替商を利用するとお得。

 タイに長期滞在(1週間超)するなら、バンコク市内などにある銀行直営の両替所や、私設両替商(次ページ解説)でまとまった金額を両替するのがベターです。空港付設の銀行両替所よりも市内の銀行のほうが、若干レートが良くなっています(市内の銀行は土曜日も営業しています)。

 1ヶ月近く長期滞在する方は、「日々のお金をいかに節約&トクするか」という点が重要なポイントになるでしょうから、バンコク市内での両替を断然オススメします。

 なお、両替受取時には「必ず窓口に手を突っ込んだままお札の枚数を数え、枚数ミスがないかを確認」しましょう。タイでは、銀行員でも数の数え間違いが起きることがありますので、ご注意ください。窓口担当者の目が届かないところで「500バーツ足りない」と言っても後の祭りです。


主要銀行の 為替レート と 銀行看板の特徴 について

バンコク銀行 - 為替レート
タイ最大の銀行。英語で 「Bangkok Bank」、漢字で 「盤谷銀行」 と表記されています。国内に850店以上の支店を構えています。
クルンタイ銀行 - 為替レート
タイ第二の銀行。英語で 「Krung Thai Bank」、漢字で 「鷹泰銀行」 と表記されています。国内に500店以上のお店を有しています。「鷹っぽいマーク」が目印です。
サイアム・コマーシャル銀行 - 為替レート (サイアム商業銀行)
タイ第三位の銀行。英語で 「Siam Commercial Bank」 と表記されています。王室系なので、紫色をイメージカラーとしています(紫色の看板が目印)。
カシコーン銀行 - 為替レート (旧:タイ農民銀行)
英語で 「Kasikornbank」、中国語で 「泰華農民銀行」 と表記されています(華と農の字は、中国語簡体字の表記)。緑の葉っぱ と 赤丸の枠 が目印です。
TMB銀行 - 為替レート (旧:タイ軍人銀行)
アルファベットで 「TMB」 (赤と青の字)と表記されていますので、すぐに判別がつきます。タイ第五位の銀行です。
アユタヤ銀行 - 為替レート
タイ第六位の銀行。英語で 「Bank of Ayudhya」 と表記されています。看板の絵には、黄色い丸の中に「タイ寺院の三角屋根が三つ」描かれています。
サイアム・シティ銀行 - 為替レート
英語で 「Siam City Bank」 や 「SCIB」 と表記されています。昔は看板に「京都銀行」と表記されていました。イメージカラーは赤です(赤い看板が目印です)。
現在の為替レート (大方の為替動向を見る際に便利です)
タイバーツ ⇒ 日本円 (by Yahoo! US Finance)
タイバーツ ⇒ 日本円 (by Yahoo! ファイナンス)
タイバーツ ⇒ 米ドル (by Yahoo! US Finance)
タイバーツ ⇒ 米ドル (by Yahoo! ファイナンス)